５キロ肥えたら世界が変わる

2017/07/01
５キロ肥えたら世界が変わる

こんなことを言ったら嫌味に思われるかもしれないが、私、めでたく５キロ太った。

元々「スリム」と言われる私だが、好きで「スリム」なわけではない。子供の頃から食べても食べても、太れないだけなのである

その私、今から５年前、今は亡き父が「末期がん」と宣告を受けた日、まったく食事がのどを通らなくなり、父が亡くなる４ヶ月の間に１０キロ痩せてしまった。

私の体、痩せてどうなったかというと、「自慢の巨乳？」がぺったんこになり、父の葬儀の席で後輩たちが、「あかりさん痩せちゃって・・・」と父にではなく、痩せこけてしまった私に涙してくれた。

３０年勤めた会社を辞め２年が経ち、私を取り巻く環境、そして取り巻く人々が大きく変わったが、やはり言われることは同じこと、「痩せてるわね　もっと食べなさい」と。

所属している占い処「えにし屋」のお姉さま方も、そんな私の体を見て、「食べろ、食べろ」と、母親のように私にいろいろな食べ物を与えてくれる。ありがたい話である。

そして２年の間、腹がはちきれんばかりの毎日の食生活が功を奏してか、めでたく私は５キロ肥えた。

でも、「ちょっとぽっちゃりした私」で済むわけはなかった。

まずは、いつもはいているＧパンがきつくなり自然とジッパーが降りてくる、膝が痛い、体が重い、そしてなによりも便秘、それもかなり重症の「便秘」に見舞われた。

これは辛かった。腹がパンパンになり、苦しくて、苦しくて、死にそうになった。

急ぎ病院に行き、腹のレントゲンを撮ると、私の腹の中は「う○こ」でいっぱいになっていた。腹についた脂肪と元々の胃下垂が腸を圧迫し、大腸の動きを封じ込めていたらしい。

診察後、私は大量の下剤をもらい、溜った「う○こ」を出すことに。詳しくは書かないが、どんなだったかは想像にお任せする。

というわけで、何がいいたいかというと、

健康的でない太り方には副産物がついてくるということ。そして、めでたく太ったとしても、元のような体形（巨乳）に戻らないということである。

この２年の間の出来事を振り返り、自分なりに反省をした。
「会社員の頃と比べ、絶対的に運動量が減っている。これはメタボに一直線、運動をせねば。」「何でも食べればいいってものではない。体をいたわりながら食べなくては。」等々・・・。

反省した私は、来週から強制的にスポーツジムに通い、怠惰な体と精神を鍛え直すことにした。

さあ、この先の私、どうなることか。

幸いなことに通うことになったスポーツジムは、自宅から徒歩１０分のところにある。いつでも行ける。いつでも行くことができるが・・・・・。

いつの日か、ライザップの宣伝に出てくる芸能人のように、かっこよく締まった体になって、あなたの前に登場したいものである。

そんな日が来ることを夢見ながら、腹に付いた肉をつまみモミモミしている私です。